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槌目(つちめ)とは、金属を槌(つち=ハンマー)で打ったときに表面に残る、小さなくぼみの連なりのことです。「鎚目」と書くこともあり、読み方はどちらも「つちめ」。ひと打ちごとに光を受ける角度が変わるため、平らに磨いた面とは違う、やわらかく揺らぐ輝きが生まれます。このコラムでは、槌目の基本と、結婚指輪・婚約指輪で槌目が選ばれる理由を、ノイシュプールの「木洩れ日の槌目」とあわせてご紹介します。
槌目は「つちめ」と読みます。金工の世界では、器やアクセサリーの表面を槌で打って模様をつける技法そのものを指すこともあります。
指輪の説明では「槌目加工」「ハンマー仕上げ」「ハンマード」などと書かれることもありますが、どれも槌で打った凹凸を表面の表情として生かした仕上げを指しています。

同じ金属でも、表面の仕上げで光の返し方は大きく変わります。
| 仕上げ | 光の見え方 | 印象 |
|---|---|---|
| 鏡面 | 光を強くまっすぐ返す | 華やか・フォーマル |
| マット | 光をやわらかく抑える | 落ち着き・しっとり |
| 槌目 | 凹凸が光を散らし、揺らぐ | 手仕事の温かみ・個性 |
鏡面は「面」で光るのに対して、槌目は小さなくぼみの一つひとつが光を拾うため、「粒」のようにきらめきます。ノイシュプールでは鏡面を「ノーマル」、マットな質感を「ムーン」、槌目を「ヴィンテージ」という形状加工として用意しています。鏡面とマットの比較は鏡面(ノーマル)とマット(ムーン)、どっちを選ぶ?で詳しくまとめています。
手で打つ槌目は、打つ位置や力加減がひと打ちごとに変わります。そのため同じデザインでも模様はそれぞれ異なり、「ふたりだけの一本」を求める方に選ばれています。
もともと凹凸のある表面なので、鏡面に比べて日常の小さな傷がなじみやすいといわれます。傷と経年変化については槌目の結婚指輪は傷が目立ちにくい?で解説しています。
同じ槌目でも、プラチナでは白く澄んだ光、ゴールドでは温かみのある光になります。素材ごとの違いはPT900とK18、どっちを選ぶ?をご覧ください。
ノイシュプールの槌目は、職人がフリーハンドで一打ちずつ刻む「木洩れ日の槌目」です。鎚打ちの微細な凹凸が光をやわらかく散らし、木々の間から差し込む光のような陰影をつくります。均一な機械仕上げでは生まれない光のゆらぎがあり、同じデザインでも一点ごとに表情が異なります。
槌目は形状加工「ヴィンテージ」で選べます
ノイシュプールの10デザインは、すべて形状加工「ヴィンテージ」に対応しています。くわしくは木洩れ日の槌目(ヴィンテージ)のページへ。
槌目は写真よりも、実物を手に取って光にかざしたときにいちばん魅力が伝わります。気になるデザインが見つかったら、全国+海外の取扱店で実際の光の揺らぎを確かめてみてください。